ヨハネによる福音書 14章 1-14節
「その道をあなたがたは知っている」私たちは、イエス様の道を知らないわけではない、ということを今日は意識させられました。と同時に、すでに知っているのに、なかなか行きつかないのを感じました。生涯の課題として、一人一人が生きているのだと思います。
昨日の福音に続き、フィリポの「そうすれば満足できます」という言葉の裏に、現状に満足していないフィリポの姿を見ますが、私たち自身も不満ばかり抱えているように思います。あれが気に入らない、ああなったらいいのに・・・など。自分がどれほど現状に満足しているかによって、それが幸せのバロメーターになっているように思います。現状に満足している人は、幸福を感じるのではないでしょうか。私たちは幸せである必要があります。目の前にどんなことが起ころうとも、満足してそれを受け入れているかどうか。それこそ、イエス様の道なのだと思います。イエス様は十字架を担われましたが、私たちにとってイエス様の十字架を共に担うことは喜びになるはずです。不満を抱えていては、いつまでたってもイエス様の道は見えてこないでしょう。イエス様は私たちに幸せを与えてくださっています。それを信じることができなければ祈るしかない。一人一人歩む道は違っても、行き着く先はイエス様でありたいと願います。